<清澄白河駅編>子育て世帯にはどの街がオススメ?娘2人を持つ父が「住みやすい街」を実際に歩いてみた

大手賃貸ポータルサイトが発表している「住みやすい街ランキング」で高評価を得ている街は、本当に住みやすい街なのか。子育て世帯でも安心して暮らせる街なのか。実際にその町に赴き、子供(6歳と7歳)と探索し、「住みやすさ」の答え合わせを行う企画の第2弾です。
 
今回は、木場駅から電車で10分の距離にある、「住みやすい街ランキング」で上位常連の「清澄白河駅」を調査しました。
清澄白河は、私たち家族が最初に購入の申し込みをしたマンションがあるエリアでもあります。清澄白河で家探しをした理由は、妻の実家である千葉県まで押上駅経由の京成線で乗り換えがラクな点と、日本橋まで東京メトロ半蔵門線で10分という通勤に便利という点です。
それに加えて、子供が走り回れるくらい大きくて自然あふれる清澄公園があり、子育ての疲れを癒せる大人カフェが至るところにあり、かつ、少し路地に入れば居心地の良い安価で食事ができる飲食店が多くあるなど、立地そのものを気に入っていました。

2018年当時、マンションは築10年程度だったものの、マンション価格が4200万円(3LDK、70㎡)と、周辺よりも割安感があったのも理由として大きかったです(ちなみに現在そのマンションは5530万円まで値上がりしていました…)。
しかし、私が申し込んだと同時に買取再販会社と競合してしまい、惜しくも敗北。もう購入できるつもりで準備も進めていたため、夫婦揃って気落ちしてしまい、ショックでそこから3カ月ほど家探しを諦めてしまった経緯があります。
あの時、申し込みが通って契約できていたら、この街でどんな生活を送っていたのだろうという想いを胸に、今回も子供2人と一緒に歩いてきました。

Vol.1:「木場駅編」の記事はこちら

チェックポイント①「エリア全体」

「なんとなくオシャレな街」というイメージを抱かれることが多い清澄白河ですが、江戸時代に埋め立て地として開拓され、庶民が多く住む下町として賑わった街でもあります。

明治時代には工場地帯として栄えましたが、時代とともにマンションに置き代わり、住宅が増えていきました。現在はサンフランシスコ発の人気コーヒーショップ「ブルーボトルコーヒー」を筆頭に、駅周辺を一周するだけで20軒もの独自コンセプトを打ち出すコーヒーショップが目に留まるなどコーヒーカルチャーの発祥の地で、若者やクリエイターが集まる、新たな文化の発信地としても期待されている街です。

清澄白河が人気の理由のひとつに、交通アクセスの利便性の高さも挙げられます。
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線の2路線が利用でき、東京メトロ半蔵門線で大手町まで10分、渋谷まで25分など、通勤・通学にも便利な場所に位置しています。
こうした立地の良さはマンション価格にも表れており、LIFULL HOME’S調べによると、中古マンション(専有面積:70m²の場合)の相場は6346万円です。

一方で、こうした人気エリアゆえに物件数は少なく、特に分譲マンションを探すのは一苦労です。
LIFULL HOME’Sで、築10年以内の分譲マンションを検索したところ、出てきたのは、たった5件。
子育て世帯に最適な3LDKに絞るとわずか1件でした。それも清澄白河駅から徒歩16分の距離にある、築8年の1階西向きの部屋で、金額は7800万円です。
一方、賃貸住宅の相場は、1LDKが16万2900円、2LDKが26万1400円、3LDKだと25万7300円です。こちらも分譲マンション同様、賃貸物件の数自体が少なく(駅徒歩15分圏内の1DK、2LDK、3LDKの合計は44件)、子育て世帯の家探しは苦労しそうです。

チェックポイント②「駅構内」

2路線あり、駅構内も広いため、比較的混む土曜の午後ですら、楽々歩くことができます。
エレベーターやエスカレーターもホームごとに設置されており、ベビーカーを押すファミリーでも移動で困ることはないでしょう。

しかし木場駅同様、半蔵門線の清澄白河駅にはホームドアがなく、通路も極端に狭い箇所があります。子供とは手を繋ぎながら歩くことをお勧めします。一方、都営大江戸線のホームには、ホームドアが設置されています。見る限りは、木場駅のように駅構内やホームが混雑することは滅多になさそうです。とはいえ、ホームドア未設置のホームでは安全のためにも十分に注意を払いながら利用しましょう。

また、自動販売機が多く設置されている点はプラスポイントです。歩くとすぐに「喉が渇いた」と言って機嫌が悪くなる我が家の子供のように、外出先での飲み物が必須のご家庭にとっては、この自動販売機はオアシスのような存在です。
特に、炭酸ジュースやカフェイン系の飲み物が飲めない子供だった場合、「なっちゃんのリンゴジュース」があるのは二重丸。嬉しい限りです。

チェックポイント③「駅周辺」

清澄白河駅の出口は5カ所あります。清澄通りと清洲橋通りの交差点に位置し、交通量の多い通り沿いにあります。

駅前の歩道は広く、ベビーカーでも余裕を持って歩くことができそうです。木場駅のように坂道が多くないので、自転車がスピードを出しすぎることも少なそうで、安心です。

治安についても、夜な夜な若者が集まるような騒がしいお店も見当たらず、かつ、夜でも人通りが多いので、安心して歩くことができるでしょう。
 
ただし、清澄公園は要注意です。木が多く、薄暗いところが目立つので、日が暮れてから子供だけで遊びに行かせるのは危険に思えます。治安情報がリアルタイムでアップされる「安全ナビ」を確認したところ、公園内で公然わいせつ行為の通報がなされた事案が4~5件出てきました。

チェックポイント④「買い物」

駅前にスーパーの赤札堂があるのは、子育て世帯の頼もしい味方です。食品はもちろん、簡単な生活用品もここで手に入ります。また、定期的に目玉商品として特売を行なっていたり、週に3回、冷凍食品半額セールをやっていたりするので、子供のお弁当作りに役に立つでしょう
2階には100円ショップがあるので、鉛筆やノートなどの文房具もここで揃えられそうです。

清澄公園を抜けて、駅から15分ほど歩いたところにも食品館あおばがあります。ここは、BBQの食材を買うために遠方からわざわざ訪れるという人もいるほど「お肉が新鮮なのに安い」と評判のスーパーです。ホームセンター「コーナン」の3階にあるので、日用品を買うついでに立ち寄る人も多いでしょう。

他にも、まいばすけっとやマルエツといった小型のスーパーもあるので、日常生活における買い物で困ることはないでしょう。

チェックポイント⑤「遊び場」

定番の観光スポットである清澄庭園があります。池の周りを歩きながら野鳥に触れ合える遊歩道は、子どもと一緒に散歩するのにオススメのコースです。

また、前述した清澄公園は広くて、遊具も豊富にありますが、小学生以上のお子様にとっては、遊び場として物足りないかもしれません。

他には、区が運営する文化施設、江東区深川江戸資料館があります。レンタル着物で江戸の街を見学できるイベントがあり、写真撮影にもぴったりのスポットです。

また、浄瑠璃や三味線などのイベントも定期的に実施しています。子供が楽しめるかどうかは分かりませんが、一度は訪れてみたい場所です。

チェックポイント⑥「施設」

今回もGoogleマップで小児科を調べたところ、駅前に1軒と徒歩10分ほど歩いたところに、1軒ありました。駅前だけで保育園が5つもあることを考えると、土曜診療はかなり混み合うことが予想されます。なお、清澄白河も保育園の待機児童はゼロです。ある程度、希望する保育園に入れると思います。
 
中学受験を考えている方には、清澄白河から徒歩5分、清澄庭園の隣にある中高一貫の中村中学校もオススメです。

教育関係の仕事に就く妻は、「中村中学校は、中高一貫校のなかでも、今、特に人気が高まってきている。親御さんからの評価も上々。高校受験を避けたいけれど、偏差値の高い学校は無理というご家庭にとって、最適なランクにある学校」だと評価しています。
小学2年と小学1年の我が子も中村中学校は、すでに進学先の候補に入っています。

チェックポイント⑦「居住者コメント」

中村中学校の先生
「清澄白河は、近年、教育レベルが上がっているエリアです。新規校や塾も増えており、学生が多い活気ある街になっていると思います」
 
7歳の子を持つお母さん(40代)
「川や公園などの自然が多く、子供が伸び伸び成長できるエリアだと思います。春になると川沿いに桜がいっぱい咲くので、四季を感じられて魅力がある街です」

今回は清澄白河駅をご紹介しました。主な特徴を挙げるとすると、次の3点です。

①都心へのアクセスは良いが、住宅の供給が少ない
②街並みは古さと新しさを兼ね備えている
③スーパーの数は多く、生活用品に困ることはない

引越し先に迷われている方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。
 
次回も、ランキング上位の街を探索していきたいと思います。どんなところが他の駅と違うのか、実際に調査していきます。

Hello News編集部 鈴木 規文

この記事が気に入ったら
いいねしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次