マンションにある宅配ボックスから「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の商品が発送可能に

宅配ボックス大手のフルタイムシステム(東京都千代田区、原幸一郎社長)は、マンション内の宅配ボックスから「ヤフオク!」「PayPayフリマ」の商品を発送できるサービスを開始する。

マンションに設置された宅配ボックス「フルタイムロッカー」に、ヤフーが提供するネットオークションサービス「ヤフオク!」および、フリマアプリ「PayPayフリマ」の商品を預け入れることで、ヤマト運輸が非対面のまま集荷し発送する。サービス開始は、2022年1月からの予定。

開発の背景には、「新しい生活様式」における非対面での配送を強化し、さらなる利便性の向上を目指したいという考えがある。これまでもヤフーとヤマト運輸は提携し、駅などに設置されている宅配ボックス「PUDOステーション」から「ヤフオク!」、「PayPayフリマ」の商品の発送に対応していたが、フルタイムシステムと連携することで、自宅マンションから24時間365日対応が可能となった。

「ヤフオク!」「PayPayフリマ」で商品を出品した際、発送方法の欄で「宅配ロッカー」を選択すると利用可能になる。通常通り取引が成立した後は、商品をマンション内のフルタイムロッカーに入庫すると、その知らせを受けたヤマト運輸が自動で荷物を集荷し、配送完了となる。

フルタイムシステムのマンションへの宅配ボックス導入数は3万5000棟を超え、推定利用者数は370万人(※)を数える。
(※)2021年4月時点

同社は、既存・新築問わず、フルタイムロッカーが設置されているマンションへの導入を進め、2023年3月までに3000棟を目指すという。

商品の受け取りだけでなく発送における利便性を高めることで、ユーザーへさらなる付加価値を提供する。

Hello News編集部

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